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【 チェスター市内観光(1/2) 】

■■ イギリス 4日目 (1/5) ■■


 2006年8月10日(木)

AM8:00 朝食。

チェスター ホテルの朝食 チェスター ホテルの朝食
場所は、きのう夕食を食べたレストラン。 係りの人は、我々を窓際の席に案内してくれた。

大きな窓から、朝の光がいっぱい入ってきて、レストランの中は、
昨晩の落ち着いた雰囲気から一変して、とても明るく爽やか。

チェスター ホテルの朝食 チェスター ホテルの朝食
今日も、胃袋は絶好調。 ソーセージやハムなど、食べ物の種類は、昨日までのホテルと
非常に似通っている。 もちろんトーストは、立って出てくる英国スタイル。

甘いパンも多く、見た目以上にヘビーな食事。 最後を締めくくるのは、
驚くほど、たっぷりポットに入っている紅茶。
一緒に出てくるミルクの量も、ハンパではない。 (日本なら、ここに2人分の紅茶が入っていてもおかしくない)

一人当たり1リットル以上もあろうかと思われる量は、
とても飲みきれるはずも無く、お腹もパンパン。

ミルクをタップリといれたミルクティーは、
不思議なことに、脂っこくなった口の中を、驚くほどスッキリしてくれる。
まるで中華料理を食べた後に飲むウーロン茶のよう。


AM9:10
チェックアウト時間まで、まちの中を、見て歩くことにする。

クラウン・プラザ・ホテル  ホテルを出て、まずは大聖堂に向かう。

チェスターは、
旧市街をグルリと囲む城壁が、きれいに保存されていて、中世の雰囲気が残る町として有名。
イギリスで、これほどきちんと城壁が残っている町は、他には無いらしい。
城壁以外にも、
ローマ時代の遺跡があったり、中世のまち並みを残すショッピング街があったり、
イギリスで最初に作られた競馬場(城壁から中が丸見え)があったりと、
なかなか面白い町なのだ。


chester(チェスター)
 chester(チェスター)
歩き始めると、すぐにまちのバスターミナル。 ロンドンのように赤いバスではなく、
日本の路線バスにそっくり。 右ハンドルなので、ドアの位置も
走っている様子も、日本とおなじで、まったく違和感がない

バスターミナルには、観光客の姿が無く、通勤や通学の人ばかり。

すぐ横にはマーケットホールがあるのだが、
入り口の雰囲気が、新しいショッピングモールに見えたので、立ち寄らずに素通り。
後で調べてみると、小さなお店が並ぶ市場のようになっているようだったので、
ちょっと失敗。

chester(チェスター)  chester(チェスター)  chester(チェスター)
天気は、今日も相変わらずの曇り模様。 時よりお日様が顔を覗かせるが、どんよりしている。

建物の骨組みや枠、電話ボックス、車止めの鉄柱、ゴミ箱、警察署のマーク、自動洗浄式のコイントイレ、
どれも塗ってある色は、とにかく全て濃い色

この色使い、
まさしくイギリスらしい、
トラディショナル(伝統的)な雰囲気をかもし出しているのだが、
どうも、
曇り空が多いこの国の気候が、このような色使いをさせているように
思えてしょうがない。

chester(チェスター)市庁舎  chester(チェスター)
バスターミナルを過ぎると、ひときわ立派なチェスターの市庁舎が建つ広場へと出る。

たいへん美しい建物で、ツーリストインフォメーションも、ここに入っている。
右の写真に写っているトラックは、花への水やり車。
おじさんがホースを伸ばして、町中の花に水をかけて回っている。
どこの町でも、午前中によく見かける姿。

チェスター チェスター
このまち、建物の多くは、イギリスの代表的な建築様式のひとつ「チューダー様式」の建物。

木で組んだ骨組みの間に、漆喰やレンガを埋め込んで壁を作る工法で、
柱が外側に露出している(真壁工法とも言われる)。
正式には、
「ハーフ・ティンバー式」木造住宅と言うらしい。

日本でも大手ハウスメーカーが、ラインナップの中に、
必ず取り入れているデザインだが、こちらにある本物と比べてしまうと
柱の太さや数、そして、壁や屋根の重量感など、まったくの別物。
たとえ、大手の注文住宅と言えども、
なんとも薄っぺらな家に見えてしまう。

当然といえば当然なのだが、 やはり本物は、重厚感、骨太感が違う。


chester(チェスター)大聖堂  chester(チェスター)大聖堂
市庁舎から、目と鼻の先のところにあるチェスター大聖堂

イギリスの大聖堂は、
フランスなどでよく見られる、先の尖った塔が上へ、上へと
そびえ立つような形の教会と違い、
四角く王冠のように見える低い塔を持つ、
低くてドッシリした形が多い気がする。

外壁には、赤みがかった石が使われることが多く、
曇り空の下で見ると、赤い石は、ドス黒く重たい色になり、
窓のガラスも、真っ黒にしか見えないので、
とても「オドロオドロシイ」怖い建物に見える。

本日のチェスター大聖堂、、、「迫力満点」である。 (^_^;)

chester(チェスター)大聖堂 chester(チェスター)大聖堂 
ほとんど、人のいない教会の中は、いつもの、あの独特の、凛とした空気感に包まれている。

 両側の壁に、ビッシリと木製彫刻が彫られている、見事な聖歌隊の腰掛(右の写真)は、
イギリスで一番優雅なものと言われているらしい。

チェスター大聖堂(CHESTER CATHEDRAL)  チェスター大聖堂(CHESTER CATHEDRAL) 
外から、真っ黒に見えていた窓も、中から見ると、とても美しいステンドグラス。
 
日本では、なかなか見ることのできない、色彩豊かなガラス細工の窓。
曇り空の下でもきれいに輝いている。


チェスター大聖堂(CHESTER CATHEDRAL) チェスター大聖堂(CHESTER CATHEDRAL) 
チェスター教会には回廊があり、そちらも歩けるようになっている。 回廊に置いてある教会の模型。
教会の全体像が一目瞭然で分かりやすい。


チェスター大聖堂(CHESTER CATHEDRAL) 
回廊に囲まれた中庭。 周りに高い建物が無いので、外の世界と遮断された空間。
人気も無いので、ここだけ時間が止まっているよう。 

e24-P1030886-1200.jpg チェスター大聖堂(CHESTER CATHEDRAL) 
中庭から見る回廊の壁には、所どころ黒く焼けたような色になっている所がある。
戦争の傷跡なのだろうか。

チェスター大聖堂(CHESTER CATHEDRAL)  チェスター大聖堂(CHESTER CATHEDRAL) 
教会を出て、建物の裏手へとまわると、この辺り、大きな木々が茂り、
きれいな花が咲く公園のようになっている。 一休みするのに良さそう。

チェスター大聖堂(CHESTER CATHEDRAL)の裏手  地元の子供たちの遊び場になっている。

教会の裏手は、まちの城壁に面している。

チェスターという町は、
イングランドとウェールズとの境界に位置し、海にも近かったため、
今から2000年も前のローマ時代に、
ローマ兵が、ウェールズとの戦いに備えて砦を築いたことから、
町の歴史がスタートしたという。

城壁も、その頃の物が基礎となり、その後、
様々な時代ごとに、さまざまな戦いを経て、現在の姿に至っている。
中世のチェスターの地図と見比べても、今とほとんど変わっていない。

チェスターの城壁   チェスター(Chester)の城壁  チェスター(Chester)の城壁 
城壁の上に上がってみると、現在位置を示す城壁の案内プレートが置いてある。
大聖堂の裏手にあたる現在位置は、「Bell Tower Steps」。

AM10:20
ここから、城壁の上を南下する。
すぐに美しい時計のある東門(イーストゲート)の上に到着。

 チェスター(Chester)の城壁  チェスター(Chester)東門の時計 
ビクトリア女王の、在位60年を記念するダイヤモンド記念祭を祝って、
1899年に作られたそうで、
時計には、ビクトリア女王を表す「VR」の文字と、
記念祭が行われた「1897年」の文字が光っている。

イーストゲート クロック」と呼ばれる、この時計は、
イギリスで、ビックベンの次に有名な時計と言われているらしく、
チェスターの、まちのシンボル的存在になっている。

ちなみに、
ビクトリア女王が在位した1837年から1901年は、ビクトリア朝と呼ばれ、
産業革命により、イギリスが最も繁栄した時期であり、
近代化が一気に進んだ時代。
万国博覧会も、この時にイギリスで始まった。
第一回万国博覧会は1851年のロンドン万博。


  ← 赤い印が東門
大きな地図で見る 



イーストゲート(東門)は、町の中心地にあり、メインストリートを、またぐように建っているため、
ゲートの上(時計の下)からは、繁華街が一望できる。

チェスターのショッピング街 ロウズ(the Rows) チェスターのショッピング街 ロウズ(the Rows) 
ゲートから東の方を向いた写真。  The Rows(ロウズ)と呼ばれるショッピング街。


チェスターのショッピング街 ロウズ(the Rows)  チェスターの城壁
こちらは、ゲートから西向きの写真と、歩いて来た城壁の上を写した北向きの写真。


チェスターの城壁  チェスターの城壁
「絵の作者は、下にあるアンティークショップに居ます」と書かれたメモを残しての商売。
さすがは紳士の国。 盗んだりイタズラする人など居ないのだろう。

右上の写真は、これから向かおうとする、南向きの城壁の上。

チェスター  チェスターの城壁 
城壁から見える古いレンガ造りの家。 赤いレンガに青い枠という、思い切った色使いだが、
見事に調和が取れている。  右の写真には、次の門。「New Gate」が見えて来た。
 

「New Gate」から見える、ローマ時代の円形競技場の遺跡。
 
チェスターの城壁  チェスターの遺跡 円形劇場 
ここから見る限り、地元の人が通り抜けるための、単なる広場にしか見えない。
脇のほうで、わずかに発掘作業をしている様子はあるのだが。。。。(^_^;)

 
チェスターの遺跡 円形劇場  チェスターの遺跡 円形劇場 
ほんの一部だけが、遺跡として残っているよう。

チェスター ローマ遺跡  チェスター 散歩中 
こちらの遺跡は、浴場跡のような石組みや、石柱が建ち並ぶが、公園のようにきれいに整備されている。 


チェスター  チェスターの城壁
この建物。。。手の届かないところにハンギングバスケットを取り付けてある。 なぜ?
この高さにしようと思ったのか?  たしかに、
この壁だけは、窓もドアも無いので、花を飾るのは良いのだが、、、


町の南側を流れるディー川に近づくにつれ、町の外側の土地が低くなってゆくので、
城壁は、徐々に低くなり、この辺りでは、町の地表と同じ高さになる。

チェスターの城壁  チェスター
直径1メートルを越える見事なハンギングの花を飾る家。 このクラスの花は、
どこの街角でも普通に見かけるのだが、
日本だったら、フラワーショーでも、なかなかお目にかかれない逸品!

階段の赤い色と、白い枠のコーティネーションも、壁のレンガ色と調和が取れていて見事。



チェスター旧市街の南側を、ぐるりと囲うようにながれるディー川にぶつかる。 

チェスターを流れるディー川 チェスターを流れるディー川 
現在は水深が無いのだが、中世までは川も深く、船による貿易が盛んで、町は繁栄したとのこと。
 町の西側には、港も作られていた。


チェスターの城壁 チェスターを流れるディー川 
川沿いの道路から見る城壁は迫力満点。 チェスターで最も古い橋は、
ローマ時代につくられ、14世紀の改修時の姿を、そのまま残しているという。

チェスターの城壁 チェスターの城壁
橋と町をつなぐ「ブリッジゲート」

チェスターの城壁  チェスターの城壁 
ブリッジゲートから少し歩いたところに「シップゲート」の跡というのがある。

以前、橋を渡る為には高額な通行料がかかったので、
安価で利用できる渡し舟が存在したらしく、
その船着場への出入り口が「シップゲート」と呼ばれ、
この辺りにあった。という事。

案内板には、当時の石のゲートが、残っていて、
グロブナー公園に移設されていると書かれている。

チェスター城  チェスターの城壁 
町の西南に位置するチェスター城。 これだけの城壁が残っている割りに、
城の保存状態は、はっきり言って残念。

小さな丘の上に、外壁の一部が残っているだけの姿。

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テーマ: イギリス旅行 -  ジャンル: 旅行
by kunisan  at 18:23 |  イギリス編 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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