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【 スランゴスレン運河にかかる「アクアダクト」(ポントカサステ水道橋) 】

■■ イギリス 4日目 (5/5) ■■

 
2006年8月10日(木) PM5:10

ボドナントガーデンを出て、すぐに
コンウィ川にそって走るA470号線に戻り、内陸部へと向かう。 (南へ向かって走る)

MAP  地図:ミシュランルートマップ 

次の目的地は、スランゴスレン(Llangollen)という山間のリゾート地と、
そのすぐ近くにあるポントカサステ水道橋という「アクアダクト」。

アクアダクトとは、京都の水路閣と同じように、
人や車ではなく水を流すための橋のこと。
ここは単に水を流しているのではなく、
運河を通しているので、橋の上をナローボートと呼ばれる、
長細い運河用のボートが通るのだ。


ヨーロッパドライブ ヨーロッパドライブ
スランウスト(Llanrwst)という町を抜けて、しばらく走ると、北ウェールズを西から東へと横断する
A5号線にぶつかる。

ヨーロッパドライブ ヨーロッパドライブ
PM5:40 ここで、ルートをA5号線へと変え、イングランド方面に向かう。 (東に向かって走る)


ヨーロッパドライブ ヨーロッパドライブ


ヨーロッパドライブ ヨーロッパドライブ
ウェールズ北部を横断するように走るA5号線は、なだらかな丘陵地帯を走る快適な道。


ヨーロッパドライブ ヨーロッパドライブ
しばらく、パトカーが前を走る。 したがってスピードは控えめ。  信号はほとんどナイ。


ヨーロッパドライブ ヨーロッパドライブ


ヨーロッパドライブ ヨーロッパドライブ
PM6:00 厚い雲の間から、時折顔をだす陽射しを、牧草地が浴びると、
まるで真昼のように明るくなり、おもわず時間感覚を麻痺させる。


羊や牛たちが、のんびりと草を食べている、牧草地帯の真ん中を、快適に走るドライブは、
ヨーロッパを走る風景の中でも、一番のお気に入り

ヨーロッパドライブ ヨーロッパドライブ
PM6:25 ディー川の谷に広がる小さな町。スランゴスレン(Llangollen)に到着。 

豊かな自然に囲まれ、
蒸気機関車の走る保存鉄道のスランゴスレン鉄道(Llangollen Railway)や、
馬に引かせるナローボート(Llangollen Wharf )に乗れるスランゴスレン運河の拠点と、
言うこともあり、ウェールズでは、指折りの観光地として知られる。

しかし時計を見れば、とても立ち寄れる余裕など、あるハズもなく、 (本日の宿までは、まだ180キロ)
せめて、水道橋だけは見ようと、町は素通りする。

ヨーロッパドライブ 
スランゴスレンの町を見下ろす位置にある、山の頂上に、ちらりと姿を見せる
ディナス・ブラン城跡(Castell Dinas Bran) を遠くに見ながら、ひたすら車を進める。 


A5号線から、脇道に入りディー川を渡る。
橋の上から水道橋が、見上げるような高い位置に見える。

ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) 
PM6:35
ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct)に到着。

ポントカサステ・アクアダクト(Pontcysyllte Aqueduct)  ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct)  ポントカサステ・アクアダクト(Pontcysyllte Aqueduct) 
あまり知られていないが、イギリスには、小型ボート専用の運河が張り巡らされている。

元々、産業革命に伴なう荷物の運搬を目的として作られたらしいのだが、
20世紀に入ると鉄道や車にその任を、取って代わられ
一時期、ほとんど使われなくなったとのこと。

近年、それら使われなくなった運河が、再生され、観光用に再利用されている。
(ちなみに、ロンドンにも乗れる場所がある)

ナローボート(Narrowboat)と呼ばれる細長い特殊なボートが運行するのだが、
スピードが、人の歩く程度のスピードしか出ないことから、
免許も資格も必要とせずに、誰でも簡単に運転できるらしい

運河は、のどかな田園風景の中を通る事が多いので、
近年になって、ナローボートをレンタルして、
ゆったりと何日もかけて、バカンスを過ごすスタイルが、
イギリスでは定着しているらしい。

日本からも、多くの人がナローボートを借りに、
イギリスに出かけているようで、ブログを立てている人がたくさん居るので、
探してみると面白い。
ここでしか経験できない、魅力的な旅の様子が伝わってくる。


今、到着した水道橋も、そんな
イギリスの運河の中のひとつ、
スランゴスレン運河にかかる「ポントカサルテの水道橋」だ。

イギリスで最大規模のこの水道橋は、なんと、今から200年も前に作られ、
いま、こうして目の前で現役として機能し続けている。
そして2009年には、
ポントカサルテの水道橋と運河(Pontcysyllte Aqueduct and Canal)」として、
世界遺産に登録された。

ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) 
水道橋のすぐ脇にあるボートの停船場。 駐車場があるので、車をとめて歩く。


ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) 停船場にかかる歩道橋から、ディー川方面を望む。
左に行くとスグに水道橋、右に続く水路は、スランゴスレンの町へと続いている。


ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct)
案内板によると、ここでナローボートが借りられるらしい。 閉まっているが受付の建物も見える。

ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct)


ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) 
この細い水路の先が、スランゴスレンの町へと続く運河。  子供たちがのんびりと過ごしている。


ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct)
この水道橋は、1805年に10年の建築期間を経て完成。 石の橋脚の上に鉄製の橋げたを
乗せた近代的な橋で、長さは300メートルを越える。
下に流れるディー川からの高さは約39メートルもある。

1805年といえば、日本は江戸時代
ペリー来航よりも、さらに50年も前の話。そんな時代に、
イギリスでは、すでに、このような風景が完成されていた。
ヨーロッパの先進性には、あらためて驚かされる。

橋の上は、片側が歩道になっていて、自由に歩ける。 対岸までも歩いて渡ることができる。

ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) 
橋の上から、先ほど車で通ってきた橋が、見下ろす位置に、小さく見えている。

ところでこの橋、ボートが進む水路側には柵も何も無く
ただ水面から50センチほどの高さの枠があるだけ。
船の上からだと、橋げたがまったく見えず、
空を飛んでいるように見えると思われる。

歩道側も、細い柵の外には何もないので、ちょっと顔を出すだけで、
真下を覗き込む事ができる。

遥か下の方に見えている、このディー川は、
本日、昼過ぎまでウロウロしていたチェスターの町へと続く川。

ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) 
下流の方向、はるか遠くにチェスターにも続く鉄道の橋が見えている。
周り中、どこを見ても、緑がいっぱいで、美しい風景が広がる。
晴れていたら、どれほど気持ちの良いことか。


ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct)
橋の上に居るときに、ちょうど一艘のナローボートが渡ってきた。  船の先を、心持ち、
歩道側の壁に当てながら、進んでゆく。


ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct)
水路の幅は、船の幅とほぼ同じ、ほとんど隙間が無い。 運転しているおじさんが
少しでも向こう側へよろけようものなら、あっという間に、橋の下へと真っ逆さまだ。

ポントカサルテ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct) 
人の歩く速度と同じ速さで進むボートは、渡りきるまで4分ぐらいかかる。

 
PM7:00 ポントカサルテの水道橋を後にする。
さすがに、これ以上寄り道はできない。

地図  地図:ミシュランルートマップ


目指すは、本日の宿があるストラトフォード・アポン・エイボン
このままA5号線を走り、シュルーズベリーを越え、高速にのって、
バーミンガムを越えて行かなければならない。

残りはまだまだ174キロ。 (用賀インターで東名高速に乗り、伊豆下田まで行くのと同じ)  (^_^;)

虹  PM7:30  ヨーロッパは、この時間でも虹が出る。


PM9:10
真っ暗の中、なんとか本日のホテル、「ホリデイ・イン(HOLIDAY INN)」に到着。

ホテル ホテル
広い敷地の中に、学校の校舎のような、広くて背の低い建物と、広い駐車場。
さすがに、世界のホリデイ・イン。
部屋の中は、特徴なく、可もなく不可もなし。(悪い意味でなく)
よって写真も少なし。

ただ、町の中心地にありながら、この環境。
アクセスの良さ、駐車場の広さ、無難な館内と室内。
民宿のような小さなホテルも多い、
ストラトフォード・アポン・エイボンの中では、総合的に見て、
まあ、お奨めの宿ではないでしょうか。

hotel ホテル
館内でレストランを探してみるものの、バーのようなお店しか開いておらず、
ルームサービスを取ることに。

PM10:20 やや遅い夕食をとる。

食べ終わると、すぐに就寝。
それにしても、今日は、長い一日であった。 (-_-)zzz


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テーマ: イギリス旅行 -  ジャンル: 旅行
by kunisan  at 15:11 |  イギリス編 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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