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【 エジンバラ マレニーガーデン ストーンサークル(Long Meg & H.D.) 】

■■ イギリス 2日目 後編 ■■




大きな地図で見る

カールトンヒルへの登り口があると思われる丘の南側に行くと、
道路沿いに車がたくさん止まっている。
きちんとした駐車場が無いために、どうやら皆、路上駐車していると思われる。

空きスペースを見つけ路駐し、あとは歩く。
舗装された緩やかな坂道を、250mほど登ると丘の東の端に出た。

PM2:45
丘の上は、ちょうど東京ドームの屋根の上のように、 (登ったことなけど)
こんもりと丸く盛り上がっている。
広さもちょうど同じぐらい。 (登ったことなけど)

丘は、
中腹までは大きな木々で囲まれていて、
景色がまったく見えないのだが、
上の方には、高い木があまり無く、ほとんどが芝生で、
「見晴らしの良い公園」といった感じになっている。

家族連れやカップルで来るのにピッタリな場所だ。

カールトンヒル カールトンヒル 
丘の頂上に向かって歩きながら振り返る(東南方面)と、先ほどまで居たホリールード宮殿が見下ろせる。

頂上に近づくにつれ、エジンバラ城と旧市街方面が見えて来た。

カールトンヒル  カールトンヒル(ネルソン記念碑)
丘の上には、いくつかの建物がある。 背の高い塔は、ネルソン提督の記念塔。


カールトンヒル(国民記念碑) カールトンヒル(国民記念碑)
頂上に建つギリシャ神殿風の建築物。 カールトンヒルで、最も存在感のある建物。

それほど高い丘ではないのだが、丘の上からは、ほぼ360度、
どの方向も見渡すことが出来る。


カールトンヒル カールトンヒル 
エジンバラ城方面(西向き)の眺め。
他のヨーロッパの都市と同じように、建物の高さは規制されているようで、
教会の塔より高い建物は無い。


カールトンヒル カールトンヒル
海側(北向き)の眺め。 


カールトンヒルからのエジンバラ駅 カールトンヒル 
エジンバラの駅と、ホリールード宮殿。


カールトンヒルからのホリールード公園 カールトンヒルからのホリールード公園
南側には、ホリールード公園の大きな岩山が、その全容を見せている。丘に登って行く人だけでなく、
岩山の上にも、小さく人の姿が見えている。 (ちょっと分かりにくいけど)


カールトンヒルから見るモダン建築 
朝から、旧市街を中心に歩いてきたが、ここから見ると、
斬新なデザインを施されている、新しいスタイルの建物もたくさんある事が分かる。


カールトンヒルから見るモダン建築 カールトンヒルから見るモダン建築
何の建物かは不明だが、緑化された屋上や、曲線を多く用いたデザインで、魅力的な建物。

PM3:15
風が吹くと肌寒さを感じる。 イギリスは本当に涼しい。
丘を下り車へと戻る。 エジンバラの市内観光はこれで終了。

 

車を郊外へと走らせる。
いよいよこれから、イギリスのドライブ旅行が本格的にスタートする。


ヨーロッパの中で、イギリスは珍しく日本と同じ左側通行。
車も右ハンドルなので、日本で運転するのと何も変わらない。

ランドアバウトという、信号の無いロータリー式の交差点の
通過方法だけ知っておけば大丈夫。


エジンバラ地図   地図:ミシュランルートマップ

カールトンヒルからエジンバラの中心部を通り抜け、
郊外にあるマレニーというイングリッシュガーデンに向かう。

グーグルの地図(一方通行の矢印が出るまで拡大したもの)
印刷して持ってきたので、市内も問題なく走ることが出来た。

ヨーロッパの都市部は、一方通行と歩行者専用道路が、とにかく多いので、
詳細地図を持たないと、目的の方向に、なかなか行けず、大変な目にあう。


PM4:00
市内を離れ10kmほど走り、
Balermoという小さな町の、東のはずれにある、
マレニーガーデン(Malleny Garden) に到着。

住宅街から、ひと気の無い林の中へと続く道に、
マレニーガーデンの案内看板は立っていた。

案内に従い林の中へと、車を進めると、
すぐにマレニーガーデンに到着。
町には隣接しているのだが、ちょっと隔離されたような感じの場所。
ガラガラの駐車場に車を置いて歩く。

マレニーガーデン  マレニーガーデン(Malleny Garden)  マレニーガーデン(Malleny Garden) 
駐車場もゲストハウスらしき建物の周りも、ひっそりと静まり返っており、「今日はもう終了です。」 と、
いう雰囲気が漂っている。 たしかに時刻はすでに夕方の4時。
閉まっていても不思議はない。

「駄目かな?」 と思いながら周りを見回すと、
建物から少し離れた所に入り口らしき鉄の門を発見。

近づいてみると、料金の表示板と、
郵便ポストのような料金箱が壁に埋め込まれている。

表示には、10am~6pmと書かれている。
期待を込めて鉄の門を、手でそっと押すと、「ギッ」という
音とともに門は開いた。 「やった!入れる」 

お金を料金箱に入れ庭に入る。 どうやらここは、
「勝手に入って、勝手に見ろ」というスタイルらしい。

マレニーガーデン(Malleny Garden)  マレニーガーデン(Malleny Garden) 
入るとすぐ目の前に、とんがり帽子のようなに刈り込まれた大きな木が、出迎えてくれる。

イチイの木だそうだ。
写真では後ろの2本が隠れてしまって分かりにくいが、
4本の木が四角を描くように、ピッタリと寄り添って立っている。

庭のシンボル的なこの木、地元では
「The Four Apostles」、4人の使途(と訳すのかな?)
と呼んでいるらしい。

元々、キリストの逸話と同じ12使徒だったらしいのだが、
樹齢400年を迎えた今では、この4本だけになってしまったとのこと。

マレニーガーデン(Malleny Garden) マレニーガーデン(Malleny Garden) 
周りを大きな木々で囲まれた、隠れ家的な庭という印象。 我々の他には見学者が一組だけという、
完全貸切状態。 (^^♪

芝生を広く取り、その周りに花を植えた小道が巡らせてある造り。
意外と小さいので、すぐにひと回り出来てしまう。

マレニーガーデン(Malleny Garden) マレニーガーデン(Malleny Garden) 
天気が良ければ、もっと花がきれいに映えて、印象も変わると思うのだが、
イチイの木以外は、それほど見所が無く、全体的に
やや地味な感じがするイングリッシュガーデン。

ただ、ラベンダーが咲くボーダーガーデンは見事


マレニーガーデン(Malleny Garden)  マレニーガーデン(Malleny Garden) 
イチイの木に続く花の小道や、ガーデニング越しに見える古いお屋敷なども、
さすがに本場ならではの素晴らしさ。

良くみると、日本では、なかなか見ることの出来ない「素敵な絵」が、
あちらこちらに存在している。
ただ如何せん、天気が悪いので、
写真写りが悪く、あまりテンションが上がらない。 (-_-;)

マレニーガーデン(Malleny Garden)  ← 中から見た庭の出入り口。

この庭を管理しているのは、スコットランドのナショナルトラスト。


ナショナル・トラスト(National Trust)とは、
後世に残したい、自然や歴史的建造物を守る目的で、
1895年にイギリスで作られたボランティア団体。
正式名称は、「National Trust for Places of Historic Interest or Natural Beauty」

ここ、スコットランドのナショナル・トラストは
正式名称を「The National Trust for Scotland」といい1931年に作られた。
本家のナショナル・トラストとは、異なる団体だが、
基本的な活動は同じで、協力体制を取っているらしい。


ナショナル・トラストの凄いところは

保護したいものがあると、その場所の、
土地や建物を団体が買い取り、所有することで、
企業などからの開発を防ぐ方法を取っている事だ。

日本のように、「自然を守れ!環境破壊反対!」などと、
ただ声を上げるだけの運動とは違い、
イギリス国内に、多くの会員を抱え、
会費や寄付などを財源に、他者が介入できないように
自分の所有物にしてしまう「ナショナルトラスト運動」を展開している。

ピーターラビットの原作者ビアトリクス・ポターなどの著名人をはじめ、
多くの協力者と会員たちが、この団体を支え続け、
今や会員数350万人
所有する土地は、神奈川県の面積を越えているそうだ。 
また、
数百を越える、建造物や庭園を管理し、
公開している建物や庭園では、
たくさんのボランティアメンバーが活動し、
入場料収入を得て維持管理に当てている。


「古いものを新しくして、経済を発展させよう」とか、
「自分さえ良ければ、他は関係ない」という
日本などの経済発展国でよく見られる価値観とは違う、
大人の考え方を持つ、イギリスだからこそ出来る運動だと思う。


PM4:20
プライベートガーデン感覚で、見てまわった
マレニーガーデンを後にして、湖水地方へ向けて出発。

途中、「Long Meg & Her Daughters」 と呼ばれる
サークルストーンに立ち寄る。

一般道を少し走り、高速M74号とM6号線に入り、
湖水地方への北の入り口「Carlisle(カーライル)」から
20キロほど先にある「Penrith(ペンリス)」で高速を下り、
「Little Salkeld(リトルサルケルド)」の町まで行く、
約200キロのドライブ。

map2  地図:ミシュランルートマップ 

走り出してしばらくは、一般道を走る。
小高い丘に囲まれた牧草地を、真っ直ぐに突っ切るように延びる一本道。
信号もランドアバウトもほとんどないので、
車は100キロ以上で、快調に進む。

周りには、牧草と羊の姿しか見えない

最初、窓からの眺めと羊たちを見て、歓声を上げていたヨメが、
単調な景色が続いた為か、高速道路の手前20キロの辺りで、
地図を持ったままウトウトし始める。

自分の方に地図を取り、チラチラ見ながら運転するものの、
ちょうど、この辺りからは、分かれ道が続き、やや迷走気味。

東京と違って信号待ちが無いので、地図を見る時間がない。

しばらくは、感を頼りに走ってみるものの、しっくりしない。
路肩に車を止めて確認すると、
いつの間にか、反対方向のグラスゴー方面に向かっていた模様。

あわてて軌道修正するものの、若干のタイムロス。
すでに時刻は午後5時を回っている。

 

高速道路 道路標識
ここから、宿のあるウィンダミアまでは、まだ、220キロ以上を残している。
ややあせりを感じつつ、予定より随分遅れて高速に入る。

スコットランドとイングランドを結ぶ大動脈的な高速M74号線は、
3車線でとても走りやすい。 140キロをキープしつつ、先へと急ぐ。

レンタカー サービスエリア
サービスエリアでトイレ休憩。 お菓子と飲み物を購入。日本のサービスエリアと同じように、
レストラン、カフェ、売店、ガソリンスタンド、トイレといった内容。
シャワーブースがあるのが違うぐらい。

Little Salkeld の一般道 Long Meg & Her Daughters の標識
「Penrith(ペンリス)」で高速を下りると、「リトルサルケルド(Little Salkeld)」の町までは近い。

小さな丘が波のようにウネウネと続く、田舎道を走り、
農道のような細い道に、「Long Meg & Her Daughters」ストーンサークルへの
入り口看板が立っていた。


Long Meg & Her Daughters Long Meg & Her Daughters 
PM7:25 ストーンサークルに到着。 さすがに、ホテルのチェックイン時間が気になりだす頃。
急いで見て回ることに。。。

「Long Meg & Her Daughters」 (のっぽのメグとその娘たち)と呼ばれる
このストーンサークル、牧草地の中にあり、
なんと真ん中を道が横切っている。

近くには建物はおろか駐車場すらなく、まったくの放置状態
柵もなければ、解説板もない。
管理の「か」の字も感じられない。

航空写真で見ると、きれいな円を描くみごとなストーンサークル。
直径は100mもあり、近くに寄ってみると、
ひとつひとつの石が、とても大きく、ものすごく立派な遺跡だと思うのだが、
なぜ、こんな扱いを受けているのか?と不思議に思う。

個人的には、この放置スタイル、大歓迎なのだが、
普通に考えて、この状態は如何なものかと・・・ (^_^)

Long Meg & Her Daughters 

何にも無い牧草地の真ん中に立ち、まわりの巨石を眺める。
我々の他には、誰もいない。 (時間も時間なのだが。。。。) (^_^;)

Long Meg & Her Daughters Long Meg & Her Daughters 
車は、すぐ脇にある小さな路肩に置いた。

Long Meg Long Meg & Her Daughters  ← 別角度から
この石が、「Long Meg」。
のっぽのメグと言うだけあって、飛び抜けて背が高い。
3m50cm以上あるそうで、この石だけが、サークルから外れ、
ポツンとひとつだけ立っており異様。
さらに、石の種類が違うためなのか、ほかの石と色が違う。

遠くから見ると、「のっぽのメグおばさん」が、
ロングスカートの裾を少し、手で持ち上げて、
そそくさと、歩いて行るように見えないでもない。

近くに寄り、良く見ると、蚊取り線香のような、渦巻き模様が
掘り込まれている。


Long Meg & Her Daughters Long Meg & Her Daughters 
ほかの石(メグの娘たち)は、みんな、きちんと円を描くように並んでいる。


Long Meg & Her Daughters Long Meg & Her Daughters 
こんなに重い石をいったい誰が、どこから持ってきて、何の為に、このように並べたのか?

実際に、サークルの中に立ち、巨石たちを目の当たりにすると、
なんだか不思議な気持ちになってくる。 


Long Meg & Her Daughters Long Meg & Her Daughters
「本当に不思議だ。」と、思いにふけっていると、すぐ近くを「ダダダダッ」と音をたてて、
農家のトラクターが走り回り、現実に引き戻される。 (^_^;)


以前、20年ぐらい前だったと思うが、
奈良県の飛鳥村にある石舞台古墳に行ったとき、
ここと同じように、まったくの放置状態で、すごく気に入ったのだが、
次に行ってみると、きれいに整備され、有料になり、
売店や巨大駐車場がある立派な公園に
変貌しており、すごく残念な気持ちになった覚えがある。

ここは、いつまでも、このまま素朴な姿であって欲しいと思う。


PM7:50
湖水地方のウィンダミアに向けて出発。
約70キロ、一時間の行程。

map3  地図:ミシュランルートマップ

ホテルには、チェックインの時間を9時で伝えてあるので
問題は無いはずだが、予定よりかなり時間が押してしまった。

高速道路 高速道路
この辺りの高速道路も道が広く、車が少ないので、本当に走りやすい。 なんといっても景色も最高だ。

一般道路  ← 東京では絶対に見ることの出来ない光景。

一般道に下りてからも、車は少なく、周りも広々としていて、とても快適。
Kendal(ケンダル)を通り、ウィンダミアへ急ぐ。

PM9:00
ウィンダミアの湖畔に近い所に建つ、The Belsfield Hotel に、滑り込むように到着。
すっかり遅くなってしまった。 急いでチェックイン。

hotel hotel
部屋は、田舎のホテルらしく、木目調の家具や厚手のカーテン、ベッドカバー、部屋全体が
とても温かい感じで、とても落ち着く。

広さも十分で、清潔感もあり、とてもいい感じ。

hotel hotel
バスタブ付きのバスルーム。 洗面が小さいが、カントリー風で、かわいい雰囲気で良い。


食事のために、外に出かけるが、夜9時半を過ぎて、開いているお店がほとんど無い。
さらに、夏とは思えないほど涼しい。

パブ パブ
開いているパブを見つけて入るが、食べ物を出す時間は終わっていて、飲み物だけの時間帯。
せっかく来たので、ビールだけ飲んでみる。

イギリスでビールを頼むときには、パイントという単位を使う。
1パイントは568mlで、ヤード・ポンド法における容積を表す単位。だという。

ア パイント オブ ラガー」という頼み方をすると、
ラガービールが、1パイントグラスに、なみなみと注がれて出てくる。

ちなみに、
日本の生ビールのようにグラスの上3割が泡だったりはしておらず、
ほとんどグラスの一番上まで、いっぱいにビールが注がれて出てくる。
泡が少ないので、日本の居酒屋の大ジョッキに匹敵するぐらいの
量が入っていると思われる。 ビール好きにとっては、嬉しい限り。

ビールはおいしいのだが、食べる物がないので、
一杯だけ飲んでお店を出る。


結局、開いているレストランが見つからず、
閉店直前のお店で、なんとかパンを手に入れホテルに帰る。

hotel 
なんとなくホッとする雰囲気のホテルの廊下。
外が寒かっただけに、とても温かく感じる。


今日だけで、東京~名古屋間に近い距離を走り、
エジンバラの市内観光から、イングリッシュガーデン、ストーンサークルまで、
なかなかアグレッシブに動き回った一日と思う。

買ってきた物を食べると、すぐに眠くなり就寝。

 

テーマ: イギリス旅行 -  ジャンル: 旅行
by kunisan  at 16:36 |  イギリス編 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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